村上春樹久しぶりに読もうかな

高3の受験直前の席順を私は未だに覚えてるんですけど、一番後ろの席で男1女2でよく喋ってて、勉強の合間に1Q84回し読みしたり、映画の話したり、ゴシップとかではなく、カルチャーについてで主に盛り上がってたのが楽しかったわけでして、だからよく覚えてるんだけど(まあ蛇にピアスとか見てたんですけど...)、私だけ受験が長引いて卒業しても1人でセコセコ勉強していたわけでして、春休みになかなか入れない間に、気付いたら私以外の2人が付き合ってたのなんかすごいショックだったんだよな。そこに恋愛が生まれるのは、そりゃあり得るでしょうよと今になれば思うんだけど、当時はなんとなくそこに下心(下心というと下品に聞こえるけど、ここでは"男女"の区分けと思ってくれ)がないと思い込んでたので、私がその男の子の事好きだったわけでもなんでもないんだけど、何となく裏切られたというか、そういう私情じゃないもっとサッパリしたもの(それがつまりカルチャーだったんだけど)で繋がってたんじゃないんだっけ!?という嘆きの気持ちだったんだろう。

 

女の子とは昔から仲良いし今でも仲良いんだけど、その席になるまでその男の子とはクラスメイト程度の会話くらいで、あんまりちゃんとは話したことがなくて、だからこそ共通の話題が3人に深く関係しない場所になっていったんだろうけど、その上部ではあるけど上部だけじゃない会話が楽しかったんだよね。お互いの私生活全く知らないけど、好きなもので繋がるオタク友達的な感じ?ライブハウスで会うと話盛り上がるけど特段何してるかわかんない知り合い的な?今でいう関係性でいうとそんな感じ…か…?

 

そこに恋愛という2人だけの親密な関係性が、予感できてればまた違ったんだろうけど、私が春休みに入ってない、予想もしてない間にドーンと出来ていて、そのギャップにビビったというか、急にサッパリ感がなくなって悲しくなったんだと思う。なんかこの感情なかなか抱かないというか、あまりに狭い世界で生きていたのでその時までそういった「何も知らないけど知ってる」関係を少しも経験したことがなかったから衝撃で結構覚えている。

 

ということを急に思い出し、感情を言語化したかったので書き留めておきます。